歴史
 史料等により、文化6年(1809)から始まったとされるが、その後の急激な過疎化や社会構造の変化により衰退していた時期もあった。昭和61年に、当時の伝統芸能保存会の有志メンバーにより復活し、幾多の変遷を経て、平成19年2月に「河合町歌舞伎保存会」を設立、その後広く飛騨市内に有志を募り、新たに7名の参加を得たのを機会に「飛騨市河合町歌舞伎保存会」と改称した。
特徴
会員は現在20代から60代までの25名。演目は、時代物・世話物を中心に様々な演目にも挑戦している。年1回の定期公演のほか声がかかった機会の場に積極的に参加し公演を行っている。これまでは秋の定期公演であったが、諸事情を鑑み、令和3年度から春の公演を行う予定である。
また、これまで定期公演は公民館等での公演であったが、旧小学校の体育館のステージに舞台を、隣接の和室を楽屋として設営し、常設舞台が可能となり、芝居小屋化が可能になった。
活動内容
衣装等は自前がないため、美濃歌舞伎保存会にご協力をいただいており、様々な面でのご指導、ご協力もいただいている。
◯伝統文化の継承
平成23年度より河合小学校の「ふるさと学習」の一環として地歌舞伎の指導を実施し、発表の機会と伝統文化の継承を行っている。
◯人材の育成
会員自らが化粧ができるようにと「化粧教室」を、三味線・太夫の養成に「三味線教室」等を開催している。
◯会員の資質の向上
台詞回しや所作技術の向上のために、積極的の講師を招聘し講座を開催している。
◯行政からの支援
定期公演や今回の舞台の設営及び衣装の購入など行政からの支援をいただくことにより、地域の方々や会員の伝統文化の継承に対する意識の向上が図られている。
今後の活動や方向性
・会員の更なる確保と資質の向上のための、広報活動や各種講座・教室を積極的に実施する。
・常設舞台の充実を図り、関連資料の収集・展示を行い伝承文化の継承を推進する。
公演日時
5月中旬(令和3年度から)
11月中旬(令和2年度まで)

アクセス

Information

場所
飛騨市角川体育館
〒509-4301 岐阜県飛騨市河合町角川974−2
駐車場
あり
お問い合わせ電話番号
0577-65-2436