歴史
恵那市飯地町には古くから6つの集落があり、それぞれに神社がある。その神社の拝殿を舞台にして、江戸時代後半から盛んに村芝居が行われてきた。
 昭和26年、町内に両花道のついた歌舞伎のできる公民館が建設され、以降は歌舞伎などの演芸がここで行われるようになった。翌27年には現在の保存会につながる「歌舞伎同好会」が結成され、以来、松本団升師匠の指導を受け、毎年4月の神社祭礼に併せ、祭りの余興として歌舞伎公演を行ってきた。
特徴

現在、会員は11名と少数ではあるが、自主公演をはじめ、各種大会への出演を行っている。隔年に1度の自主公演である五毛座地芝居公演では、会員だけでなく地元の子どもたちや住民も出演し、地域ぐるみの公演が見られる。また、地域の敬老会に余興として子ども歌舞伎を上演していることも大きな特徴である。
活動の拠点となっている「五毛座」は、平成15年の大改修を経て、平成21年に国の登録有形文化財に登録されている。

活動内容

○自主公演
隔年に1回、五毛座で自主公演を行っている。会員による演目の他、地元小中学生による子ども歌舞伎、恵那市笠周地域(中野方町・笠置町・飯地町)の役職者らによる演目など、多彩な演目を披露している。
○敬老会子ども歌舞伎公演
毎年9月の飯地町敬老会の余興として、小中学生による歌舞伎を披露し、高齢者に楽しんでいただいている。
○五毛座の保存活用
活動の拠点である登録有形文化財「五毛座」の保存活用のため、地歌舞伎を通じてPRや設備整備などを行っている。

今後の活動や方向性
公演や広報活動を通じて、地域に根付く文化として伝承し、広くPRを行っていきたい。また、子ども歌舞伎の企画運営を担い、子どもたちへの文化体験活動として貢献していきたい。
公演日時
隔年(偶数年)4月第2土曜日
※令和4年度の公演は実施しません。
関連サイト
https://iiji-ena.com/

アクセス

Information

場所
五毛座(定期公演・敬老会子ども歌舞伎公演)
駐車場
あり
お問い合わせ電話番号
0573-22-3401(飯地コミュニティセンター)
交通アクセス
(電車の場合)JR中央線恵那駅からバス40分
(車の場合)中央自動車道恵那ICから県道68号を中野方町方面に進み、河合交差点で県道412号に分岐し飯地町へ約30分