歴史
恵那市串原の地歌舞伎は、江戸中期に村人たちの娯楽として始まり、最盛期には地区ごとに芝居小屋を建て、農閑期には一座を組んで近郷へ巡業に出るほど人気を博した。昭和に入り、一時衰退したが、地域の伝統文化を保存・継承しようという声が高まり、昭和46年に歌舞伎愛好者が集結し、昭和48年に「串原歌舞伎保存会」を結成した。
特徴

現在、保存会員18名で活動し、岐阜県地歌舞伎保存振興協議会に所属して県内をはじめ、近隣団体との交流を図るとともに、飛騨・美濃歌舞伎大会や東濃歌舞伎に出演している。また、小学校のふるさと学習において子供歌舞伎の指導により、後継者を育成して、次代への保存伝承に努める。

活動内容

〇連絡会(年2回)
岐阜県地歌舞伎保存振興協議会及び、市文化振興会に加盟し、公演会の開催や情報交換を行っている。
〇民俗芸能の保存と伝承
市の無形民俗文化財である串原歌舞伎の保存・伝承を図っている。
〇ガイドブックの制作
岐阜県地歌舞伎保存振興協議会や東濃歌舞伎において、各保存会の活動内容など情報発信を行っている。

今後の活動や方向性
公演会への積極的な参加と、市の無形民俗文化財である串原歌舞伎の保存伝承のため、後継者の育成として、引き続き地域の子ども達に継承していきたい。
公演日時
毎年11月

アクセス

Information

場所
サンホールくしはら(定期公演)
駐車場
あり
お問い合わせ電話番号
0573-52-2431
交通アクセス
(電車の場合)JR恵那駅から明知鉄道により明智駅へ。明智駅からバスで串原振興事務所前まで20分
(車の場合)恵那ICより国道257号、国道363号を経由し、県道11号、県道403号で50分