歴史
現在の雌市史による獅子舞は、元禄15(1702)年、松平乗紀(まつだいらのりただ)が信州小諸藩から岩村藩に転封されてきたときに導入されたと言われている。岩村城下町の農村部(4つの集落)をかつては「入り」と呼び、入りの若い衆を「入若」と言う。獅子舞はこの入り地区の人々により伝承されてきた。昭和中期より、毎年10月第1土曜日に岩村秋祭りの夜に上演する。旧岩村城下町を道中しながら町内5か所の路上でも上演する。
特徴

現在の保存会会員数は220名に上る。現役指導者は13名、現役継承者は20名である。
獅子舞の特徴は、雌獅子舞頭(女獅子)を使用し、男性が女装して舞う優雅なもので女性らしいしぐさをいかに表現して舞うかということろが見せ場となっている。
岩村町秋祭りの夜に、かつての岩村城下町を道中しながら路上数か所で披露し、移動は子どもたちが囃方を載せた屋台を曳きながら、お囃子を奏でつつ行うため、道中で楽しむことができる。
二人立ちの獅子で舞う「悪魔払い」や獅子頭を使用しない「おかめひょっとこ」も獅子舞の一つである。

活動内容

〇連絡会(年2回)
岐阜県地歌舞伎保存振興協議会及び、市文化振興会に加盟し、公演会の開催や情報交換を行っている。
〇民俗芸能の保存と伝承
県の無形民俗文化財として保存と伝承を図っている。
〇ガイドブックの制作
岐阜県地歌舞伎保存振興協議会や東濃歌舞伎において、各保存会の活動内容など情報発信を行っている。
〇活動内容
岩村町の秋祭りに「入り」地区より「秋祭り神輿供奉行列」の打ち囃子の出演者への指導。
各種イベントへの出演依頼に対する参加活動。
獅子芝居の演目の伝承と途切れた演目の復活。

今後の活動や方向性
平成17年に岐阜県重要無形民俗文化財に指定されて活動に励みがついた。今後はこの獅子舞が親から子、子から孫へと伝承されてきたように、この地区でいかに伝承していくかが今の課題である。平成27年度より地元中学校の総合的な学習の時間で、生徒に獅子舞を指導しながら将来の担い手育成を行なう。
公演日時
毎年10月第1土曜日16時から
関連サイト

アーカイブ

アクセス

Information

場所
岩村町城下町本町通り 4ヶ所
駐車場
あり 町内公共駐車場
お問い合わせ電話番号
0573-43-2514 代表宅
お問い合わせメール
isiki_fu@teruhiko.enat.jp
交通アクセス
(電車の場合)中央線恵那駅 乗換 明智鉄道岩村駅下車
(車の場合)国道19号線正家交差点より国道257号線岩村方面へ15分